技法・素材 | 水彩紙にミリペン・透明水彩・カラーインク等で描いています。週末画家で時間がないので、サッと支度して、サッと描ける素材ばかりを用いています。 |
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得意な作風(スタイル) | 江戸時代の浮世絵を意識した絵柄で、人物画を中心に描いています。ミュシャや北斎の描線が好きなので、ミリペンの描線を美しく描くことに神経を使っています。 |
好きなモチーフ | 僕は、現実の世界があまり好きではありません。そのため古い時代の人々・擬人化した動物ばかりを描いています。いずれも、確かに存在したけれど、今ここには存在しないもの・現実世界に存在するけれど、その本質は架空の領域に属するものです。 |
制作プロセス | 1.トレーシングペパーに、鉛筆で大まかにドローイングしたものを水彩紙に転写します。モチーフの配置等は、この段階で決めます。 2.輪郭線をミリペンで清書します。描線の美しさが出るように、一番神経を使う所です。 3.透明水彩またはカラーインクで、下地になる色を着色します。ミリペンの線を潰さないように、ごく薄く着色します。 4.染料系の水彩ペンで明暗や濃淡を付けて、完成に近づけていきます。 |
創作のアイデアの源 | 著名な画家の絵画作品を観るだけでなく、アンティーク家具・ジュエリーデザイン・彫刻、オブジェ作品・CG作品・骨董・写真作品・ファッション・建築・陶芸・工芸等を観るようにしています。 |
作家を志したきっかけ | 絵は独学です。僕の父親は版画家でしたが、父から絵を習った記憶はありません。父は僕を、芸術家にはしたくなかったようです。しかしながら、家庭環境として画材に触れる機会が多く、幼い頃から自然に絵を描いていました。成人して人形制作や小説出筆に興味が移ったため、一時的に絵から離れましたが、最近再び描くようになりました。 |
影響を受けたアーティスト | アルフォンヌ・ミュシャ、エドモンド・デュラック、ヨン・バウエル、鈴木春信、葛飾北斎、月岡芳年等です。 |
好きな色・形 | 好きな色はプルシアンブルーやライトグリーン。好きな形は円形や幾何学模様です。 |
好きな場所 | 深い森の中。池や沼等、水の畔。古い建築がある風景。建物と建物の間の狭い隙間。幻想的で現実世界ではないような場所。ただし、バーチャルで作り出された場所は嫌いです。 |
好きな映画・音楽・芸術 | 映画は映像がきれいで、ファンタジックで心温まるストーリーのもの。音楽は透明感のあるバラード。芸術は、線描が美しいものが好きです。 |
センスを磨くための心がけ | 日常生活で目にした人や物を記憶して、頭の中で色彩的に分析してカラーパレットに置き換える遊びとか、クロッキーデッサンに置き換える遊びをやっています。 |
作品創りのポリシー | 現在自分ができることの全てを作品に生かすことです。 |
スランプの対処方法 | 特にありません。アマチュアなので、描けない時は描かないだけです。 |
今後の目標 | 自分の描きたいものが現実にはないものばかりなので、漠然とした主題を、的確に表現できる画力をつけることを目標にしています。デッサンする時間を惜しまないこと、テクニックを磨くこと、を常に考えています。 |
プロフィール(経歴) | 画家としての活動はここ3年ほどなので、絵に関する受賞歴等はありません。インターネットの販売サイトで、作品掲載するのみです。小説家としての活動歴や受賞歴は下の通りです。 1.東京図書出版会より、2003年8月に「チェンジリング(取り換え子の魔法)」を出版。 2.2005年に碧天舎主催第2回SF小説コンテストで「閉ざされた楽園」が最優秀賞を受賞。同年12月に出版。 3.2012年ビーケーワン怪談大賞に応募。同年6月に「てのひら怪談 壬辰」に短編が掲載される。 |
活動地域 | 長崎県長崎市に在住。インターネットの販売サイトに作品を掲載しています。 |
メッセージ | 幻想的でノスタルジックな作品を描いています。 個室等のパーソナルな空間に置いていただいて、現実の生活から逸脱したい時に眺めていただければ幸いです。 |